こんにちは、アシリパ です。
今まさに仕事の悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
30代中堅サラリーマンとして働く私も仕事の悩みは尽きません。
実はこれらの悩みはあることが原因となっています。
その原因とは「対人関係」です。
この理論を見つけたのがかの有名な心理学者の「アドラー」です。
アドラーは「悩みのすべては対人関係にある」とまで言い切っています。
今回ご紹介する本は、小泉健一さん著の「アドラー心理学を実生活に取り入れてみた」です。
アドラー心理学に精通する著者が、仕事や私生活での活かし方を紹介しています。
本書を読んで仕事に実践できれば、今の悩みも消えていくはずです。
- アドラー心理学が何かがわかる
- 人との付き合い方がわかる
- 仕事を円滑にこなせるようになる
- 自分のやりたいことが見えてくる
さっそく見ていきましょう。
作品情報
アドラー心理学を実生活に取り入れてみた
著者:小泉健一
会社員として働きながらライフコーチもされているのがこの本の著者。もともと他人の目を過度に気にする性格だったそうですが、アドラー心理学と出会うことで人生が大きく変わります。
その考え方を知り、仕事や私生活に取り入れることで自分の気持ちに素直に、生きやすくなったそうです。
本書はそんな著者の「アドラー心理学の実生活での取り入れ方」を紹介しています。
仕事での事例が多かったので、会社員の方には特に刺さる内容だと思います。
アドラーとは何者か

アドラー心理学を確立させたのが、アルフレッド・アドラーです。
- 1870年オーストラリア生まれ
- 幼いころに弟を病気でなくし自分も病弱体質だったことから医者の道に
- 医者として働くなかでアドラー心理学の基礎となる「器官劣等生」を提唱する
- ユングと共に心理学界の偉人であったフロイトの研究会に参加
- フロイトの理論と衝突
- 後に脱会しアドラー心理学を確立

もともとはフロイト、ユングと一緒に研究を進めていたんですね。
アドラー心理学の5大理論
アドラー心理学における最終目標とは「共同体感覚」です。
- 自分は他者、社会ないしは宇宙全体と繋がっている
- その一員として貢献できた時に幸せを感じる
アドラーは「人間が目指す幸せのゴールとは他者への貢献」と考えています。
共同体感覚は5つの理論で支えられています。
- 自己決定論:自分のことは自分で決めている
- 目的論:人の行動には必ず目的がある
- 全体論:心も体も分割できない統一体
- 対人関係論:人の行動や感情には相手役がいる
- 認知論:人は世界を自分の見たいように見ている

アドラーはこれらの理論をもとに「共同体感覚を得ることが人生の最終目標」だと考えています。

共同体感覚や5大理論の他に「課題の分離」や「勇気づけ」は教えとして有名ですね。
なぜ悩みのすべてが対人関係なのか?

アドラーは「今の悩みはすべて対人関係にある」と話します。
仕事、恋愛、お金、そして自分の悩みでさえもすべて相手がいてこそ生じます。
アドラーは悩みと向き合うには「その相手をコントロールしないことが大切」とも話しています。
親であろうと、恋人であろうと赤の他人。
自分の悩みを解決しようと、価値観が全く違う相手をコントロールしてしまうと必ず失敗します。
今もし何かに悩んでいたらその感情や行動の先には相手がいるからだと理解しましょう。
そして相手の立場に立って考えてみること、行動してみることで解決の仕方が見えてきます。
自己決定論を仕事に取り入れてみた

ここでは自己決定論とは何か、仕事にどのように活かすかを解説します。
自己決定論とはなにか
自己決定論とは「自分のことは自分で決めている」という感覚のこと。
つまり「自分のことは自分で変えられる」とも言い換えることもできます。
「変われないのではない、変わらないという決断を自分でしているだけだ」
アドラー心理学を実生活に取り入れてみた P14
誰しも原因を周りや環境にせいにしてしまいがちですが、
アドラーに言わせれば、その選択をしたのは自分だということです。

このままだといけないと分かっていても、心の中では今の楽な環境を選んでしまってるわけですね。
自分のことは自分で決めている
そうは言っても人の目が気になって、自分がしたい本当の行動が取れない方もいるはずです。
そんな時はこのように思うようにしましょう。
他人はたいして自分のことを気にしていない
アドラーの考え方の1つに、
「他人のことは自分でコントロールできない」があります。
相手がどう思うかをコントロールできないのならば、
自分が言いたいこと、やりたいことをするという考え方を持ちましょう。
自分で決めることのメリット
自分で決めたことには2つのメリットがあります。
- 充実感が出ること
- 責任感を持てること
私も著者と同じく過度に人の目が気になる性格です。
しかし、思い切って挑戦したのがこのブログでした。
やってみると読者さんが増えるとやはり充実感がありますし、記事更新はサボりたくないなどの責任感が出てきました。
今は毎日ブログと格闘することでやりがいや成長まで感じることができています。
仕事の活用例①:自分のキャリアに不満を持っていたら

仕事のキャリアを積みたいのに今の職場から異動できない。人事や上司が自分のキャリアを考えていない。
心の中に諦め感や今の環境の安心感はありませんか?
自己決定論を取り入れるなら、
今の状況から抜け出すには、他の選択肢を試すことです。
人事や上司がダメなら、次は部長や他部署の人、それか社長までキャリア相談の選択肢を広げます。
仕事の活用例②:自分の仕事がつまらなかったら

今の仕事がつまらないし、やる気がでない。
人から指示された仕事ばかりをこなしていませんか?
はじめはその仕事にやりがいを感じてても、自分の意思が入っていなければつまらなく感じる日が必ずきます。
「今日は名刺を30枚配る!」など普段の仕事のなかに自分が決めたことを取り入れてみましょう。
目的論を仕事に使ってみた

次に目的論とは何か、仕事にどのように活かすかを解説します。
目的論とは何か
目的論とは「人の行動には必ず目的がある」という考え方です。
たとえば、過去に営業で大失敗した会社員の今の成績が悪かったとします。
普通であれば、
「今の成績が悪いのは、過去の大失敗があるから」と考えるはずです。
しかし、目的論では「また大失敗したくないから、今の成績が悪い」と考えます。
原因論と目的論
- 【原因論】今の成績が悪いのは、過去の大失敗があるから
- 【目的論】また大失敗したくないから、今の成績が悪い
1つ目の例はフロイトが提唱した原因論という考え方です。
原因論:人の行動には必ず原因がある
しかし、アドラーは目的論で否定します。

微妙な言い回しの違いかな?と思いますが2つには明確な違いがあります。
目的論は未来に向けた思考法
原因論は過去ですので、人は変わることができません。
しかし、目的論は未来のことなので今からでも変わることができます。
つまり、過去に営業で大失敗をしたとしても「今から変われれば成績はなんとでもなる!」と考えることができるのです。
このように目的論は、今の自分の行動を変えていく力があります。
目的論をするメリット
目的論の考え方ができると2つのメリットがあります。
- 自分の本音がわかる
- 主体性が育つ
目的が分かれば、自分がなんのために行動しているかに気がつきます。
そして、行動に移せば自分の自信につながります。
この経験を積むことで、
これから何かの壁にぶつかっても「では、どう行動すべきか」と前向きな考え方ができるようになるのです。
仕事の活用例①:部下の指導に悩んでいたら

部下のモチベーションが低くてどう指導して良いのか分からない。
もともとの性格だから。と決めつけて接していたり、原因ばかりを追及していませんか?
質問の仕方一つとっても、
「なぜこうなったの?」ではなく、「なんのためにそうしたの?」と聞くようにしましょう。
目的が分かれば「次はどうすれば良いかな?」と前向きな指導ができるようになります。
仕事の活用例②:取引き先との商談がうまくいかなかったら

大事な商談だったのに、取引先からNGと言われてしまった
取引先である相手が悪かったからと考えてはいませんか?
相手の立場で考えることができれば、その理由が見えてきます。
「他に優先していた相手先がいたから」
「まだ信頼される関係ではなかったから」
目的論で考えると、次に何の行動を取るべきなのかが見えてきます。
今回は「仕事へのアドラー心理学の取り入れ方」について解説しました。
悩みは人それぞれあると思いますので解決へのアプローチは多いに越したことはありません。
以下の記事では「仕事の悩みがつきない30代会社員の悩みや不安の乗り越え方」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。



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