【体験レポ】グロービス クリティカルシンキングを受講した話①

仕事

このようなお悩みを持つ方にオススメです

  • 受講間近で不安
  • 受講するかどうか悩んでいる
  • クリティカルシンキングを学びたい

こんにちは、アシリパです。

グロービスのクリティカルシンキングを受講してきましたので、その体験レポートをさせて頂きます。

受講で悩んでいる方のお役に立てたら嬉しいです。

受講を迷っているなら受けるべき!

まず受講後の率直な感想ですが、

「受講して良かったです!」です。

ビジネスとしての学びはもちろんですが、何より思考する楽しさと大切さに気づくことができたのが1番の理由です。

会社で意思決定機会が多いリーダー層のビジネスマンはもちろんのこと、何か新しいことに挑戦したい方にもオススメできる内容だと思います。

ただし、授業の予習・復習はそれなりに時間がかかって大変です。

また、必ずやらなければ授業についていくことができません。

受けるからにはそれなりの覚悟を持つことが必要です。

本記事ではそのオススメの理由を説明していきます。また講義1回目と2回目を受けた体験レポートのお話しも合わせてしていきます。

クリティカルシンキングとは何か

まずは、そもそもクリティカルシンキングとは一体何なのかについてお話をしていきます。

クリティカルシンキングとは物事の本質を考える思考法

クリティカルシンキングとは、直訳すると「批判的思考」という言葉です。

物事の前提条件を疑い、自身の経験やそれにもとづく知識すら排除して、物事の本質を客観的に見極める思考法のことを言います。

簡単に言うと、問いに対して「これは本当に本質的な回答なのか?」と考えまくることです。

たとえば「お酒は身体に悪いのか?」という問いがあれば、なぜ悪いのかを考えるだけでなく、

「何が何に悪影響を与えるのか?」

「身体に悪いのは全員に共通することなのか?」

「そもそもなぜお酒がテーマに取り上げられているのか?」

などを考えまくって、誰もが納得する問いの本質的な回答を導きだします。

ロジカルシンキングは筋道を立てて考える思考法

似たような言葉にロジカルシンキングがあります。

こちらは物事を筋道を立てて考える思考法のことを言います。

先ほどのたとえであれば、

「お酒は身体に悪いのか?」→「なぜ身体に悪いのか」→「なぜ?」→「過度な飲酒が体内の器官に悪影響を及ぼす」→「なぜ?」→「アルコールには発がん性物質が含まれており…」

などのように「なぜ?」を繰り返すことで、問いに対する答えを深ぼっていきます。

このように論理的に考えだした答えには誰もが納得できる説得力があります。

しかし、そもそもこのテーマ自体が間違っていたり、批判的な考え方の人には納得できない答えの可能性もあります。

そのような意味では、ロジカルシンキングは基本的な思考法、クリティカルシンキングはその発展形の思考法とも言えます。

クリティカルシンキングはビジネスをする上で有用

クリティカルシンキングは、ビジネスマンが身につける思考法としてよくオススメされがちですが、その理由は次のとおりです。

  • 今のビジネスモデルは、昔と比べると意思決定のスピードや精度が求められるようになった
  • 競合とビジネス戦略の差別化がしにくくなってきている
  • グローバル化で多様な考え方・価値観の人と関わることが増えてきている
  • IT化で情報の活用の仕方が重要になってきている

私は10年目の営業マンですが、コロナ禍を経てこの傾向はより強くなったと感じています。

以前は、会社の指示通りに働くことがそのまま営業成績につながっていましたが、今では自分の頭の中で考え適切な行動をとらなければ結果が伴わないケースが非常に多いです。

もちろん日常生活でも有用

クリティカルシンキングは普段の生活でも有用です。

なぜなら私たちが普段手にする「モノ」自体が、企業の戦略によって生み出されているからです。

たとえば今、私の目の前にあるパソコンや手元にあるコーヒーカップも企業の戦略によって生み出された「モノ=商品」です。

クリティカルシンキングの視点を持つことができれば、「この商品はなぜ生み出されたのか?」、「そもそも企業は何を狙っているのか?」などの考え方ができるようになります。

ネットの高額商品に騙された…という声を最近よく聞くようになりましたが、このような考え方ができれば自分に本当に必要なものかどうかを客観的に判断できるようになります。

クリティカルシンキングの授業概要

そんなクリティカルシンキングですが、ここからは実際に受講した体験談を交えてグロービスのクリティカルシンキングについて説明していきます。

受講直後のわたしのフィルターが入りまくってますが、ご容赦ください。

授業コース

グロービスのクリティカルシンキングは、通学コースかオンラインコースのどちらかを選ぶことができます。

通学コースは、全国のグロービス特設キャンパスに通って、対面で授業を受けます。

一方、オンラインはコースは、その名の通りオンライン授業になります。

私は通学コースでしたが、知らない業界業種の方と人脈を作れたことや、授業中に分からないことはすぐに担当講師に質問できたこともあってこのコースで良かったと思っています。

またリアルの場合ですと、授業の時間帯が遅いため眠くなって集中力が切れるのを防げるというのもメリットの一つかもしれません。

各授業

授業はDay1〜Day6の計6回で組まれています。

授業ペースは2週間ごとの開催であって、授業の合間の期間で復習と予習をこなすようなスケジュールになっています。

「2週間は長いなー」とつい思いがちですが、講師からはこの期間に復習と予習に注力するよう念押しされます。

学んだことをしっかり身に着けることもそうですが、授業がグループディスカッション中心に回るためこれらを怠ると周りの方に迷惑がかかってしまう理由もあります。

私は宿題ギリギリ派でしたので、いつも授業開始の2~3日前に焦って復習と予習を行なってました。

授業からだいぶ時間が経っていたので、内容を思い出しての復習は相当大変でした。

この講座は仕事の片手間で受けられる方が多いと思いますので、復習と予習は隙間時間にちょこちょこと進めていくのが1番良いのかなと思います。

Dayごとの授業内容は次のとおりです。

  • Day1:論理的に考えるとは/論理を構築するためのポイント
  • Day2:主張を考える・根拠を考える/問題解決の基礎技術
  • Day3:問題解決の進める際の考え方
  • Day4:問題解決の進める際の考え方
  • Day5:相手に納得してもらう伝え方/コミュニケーションをする際に活用するツール
  • Day6:コミュニケーションをする際に活用するツール/総合演習

鬼門はDay4ですね。

ここがクリティカルシンキングコースの本番というイメージです。

ここでは通常の復習と予習に加えて、レポート課題という難敵がやってきます。

この課題は、かなりの時間がかかるうえに評価点のウェイトが大きいためいい加減にできないような内容になっています。

レポート課題については、いつかの機会にお話ししたいと思います。

評価

総合評価点をもとに成績をA・B・C・D・Fで判定されます。Fの場合は不可判定になります。

細かい評価点は次の通りです。

  • 授業6回中、4回以上に出席
  • レポート提出:40点
  • 予習アサインメント:計5点
  • 振り返りアサインメント:計3点
  • 振り返り投稿:計5点
  • クラスディスカッション:計48点

授業ですので一応の評価はあります。

合格点に達しない場合は、不可判定で修了にはなりません。

会社の費用で受けさせてもらっている方は、当然にこの評価は会社に共有されると思います。

普通に頑張っていれば、合格点は誰でも届くかと思いますが、せっかく高いお金を出して受けさせてもらう以上は高得点を狙いたいですよね。

各授業の進み方

各Dayの授業時間は、19時~22時の3時間になります。

時刻が遅いのは、お仕事終わりのビジネスマンを想定されているからですね。

授業の進み方は、ざっくりですが、

座学が3割・グループディスカッションが7割

くらいの時間配分で進んでいきます。

主にグループディスカッションがメインになりますが、全体の場で発言する機会も非常に多いです。

グロービスのクリティカルシンキングは、生徒一人ひとりが自分の思考の癖を理解すること、学びを定着させることを目的に積極的に発言させていくことを重要視していきます。

そのため、授業内で手を挙げて発言させる場が頻繁にあり、講師は生徒全員が発言できるような雰囲気作りを行います。

費用

128.000円(授業料)+23.000円(入学金)

私は会社制度を利用しての受講でしたので、費用は会社持ちでしたが、改めて金額を見ると高いですね。。

講義一回あたり25.000円ほどかかっていたと考えると、自分はもう少し頑張れたのではとついつい思ってしまいます。。

Day1とDay2の体験レポ

ここからはDay1とDay2を受けた体験レポートをお話します。

当時私は、会社内で授業を受けた人は一人もおらず、また事前説明も会社からない状態でした。

ですので、Day1の授業前は緊張しすぎて心臓が破裂しそうだったのを覚えています。。

教室の雰囲気

まずは教室に入ると、カウンターに置かれた立札に自分の名前の紙を入れて着席するよう指示されます。

教室の中にはグループ席が6~7個ほど用意されているので、そのうちのどこかに自由に座ります。

席指定はないのでどこに座っても問題ないですが、授業はスクリーンに資料を投影しながらですので、スクリーンが見やすい位置に座るのが良いかと思います。

私は最初にスクリーンから一番遠く、かつ後ろ向きの席に座ったため講師の説明が入るたびに振り向く必要があって大変でした。。

参加されている方は、本当に様々な業界業種の方がいらっしゃいました。

年齢は若い方では20代後半くらい、上の方では50代の方もいらっしゃいました。

社内の肩書は係長や主任の方が多く、私と同じで会社指示で学びにくる立場の方が多い印象でした。

初回はそんな方たち全員と名刺交換するよう講師から指示を受けます。

名刺をそんなに用意していなかった方も何人かいましたので、30枚くらいは事前に用意して初回は参加すると安心です。

授業スタイル

講師はとにかく生徒に手を挙げて発言させるように授業を進めていきます。

「これ分かる人いますか?」や「これについて質問ありますか?」の投げかけが、各回で20回~30回くらいあります。

Day1では手を挙げて積極的に発言する人はそんなにいませんでしたが、Day2から一斉に手が上がり始めます。怖いくらい一斉に手が挙がります。

私は昔から挙手して発言するのが苦手でしたので、この授業スタイルはメンタル的にかなりしんどかったです。

しかし今思うと、それが一つの緊張感になっていて、「発言するために授業の内容をしっかり理解して考えなくては!」と集中して取り組めたのではないかと思っています。

私と同じような方はいらっしゃるかと思いますが、評価点にも反映されるポイントですので、ここは頑張りの場だと思います。

今回は概要が多くなってしまいましたので、次の体験レポでは学んだことに焦点を当ててお話ができればと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これからもブログの記事向上に向けて投稿を続けていきます。

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