こんにちは、アシリパです。
今回は「XLOOKUP」関数について解説します。
この関数を使うことで、たとえば次のようなデータ集計作業を効率的に行うことできます。
「データ表の中から特定の商品の値を取り出したい」

では、さっそく見ていきましょう。
「XLOOKUP」関数の使い方
XLOOKUP関数とは、特定のデータを指定した範囲の中からそれに関連するデータを取り出す関数です。
この関数を使えば、特定のデータに関連するものが膨大なデータのなかにあっても瞬時に取り出すことが可能です。

表の一覧から商品Gの価格を取り出したいと思います。

セル「F2」を選択した状態で、「XLOOKUP」関数を選択します。

| 設定 | 説明 |
|---|---|
| 検索キー | 検索する値。どのデータで? |
| 検索範囲 | 検索対象の範囲。どこの範囲から? |
| 結果の範囲 | 結果を取り出す範囲。どの範囲の値を取り出すのか |
| [見つからない場合の値] | 検索値が見つからない場合に何を表示するか。指定しない場合はエラー(#N/A)が表示される |
| [一致モード] | 完全一致か、近似値を検索するか |
| [検索モード] | 検索範囲の検索方向を指定。どの順序で検索するか |
セル内の数式が、XLOOKUP(検索キー,検索範囲,結果の範囲,[見つからない場合の値],[一致モード],[検索モード])になりますので、
まず検索したい特定のデータを選択します。

検索したい値は「商品G」ですのでセル「E2」を選択します。

次に検索する範囲を選択します。
商品名の列からセル「A2」~「A15」を選択します。

取り出したい値の範囲を選択します。
価格の列からセル「B2」~「B15」を選択します。

最後に「Enter」を押すと、セル「F2」に「商品G」の価格が表示されます。
XLOOKUP(検索キー,検索範囲,結果の範囲,[見つからない場合の値],[一致モード],[検索モード])
特定のデータを指定した範囲の中からそれに関連するデータを取り出す関数
「VLOOKUP」関数との違い
スプレッドシートに「XLOOKUP」関数が実装されたのはほんの数年前です。
それまでは「VLOOKUP」関数を使われていた方が多いのではないでしょうか。
「VLOOKUP」関数は、検索値の右側にある関連データを取り出す関数です。
「XLOOKUP」関数と同様に、「VLOOKUP」関数を使って商品Gの価格を取り出したいと思います。

| 設定 | 説明 |
|---|---|
| 検索キー | 検索する値。どのデータで? |
| 範囲 | 検索対象の範囲。どこからどの範囲から? |
| 指数 | 指定した範囲の何列目から値を取り出すのか |
| 並べ替え済み | 完全一致で検索する場合は「FALSE」、近似一致は「TRUE」 |
「VLOOKUP」関数は、検索キーから右側にある関連データを取り出す関数のため表のなかの並び順によっては使い勝手がよくありません。
一方で「XLOOKUP」関数にはそのような縛りがないため、どのような表からでも特定のデータを取り出すことが可能です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもブログの記事向上に向けて投稿を続けていきます。



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