こんにちは、アシリパです。
今回は「COUNTIFS」関数について解説します。
この関数を使うことで、たとえば次のようなデータ集計を簡単に行うことできます。
- 「アンケート集計結果から30代男性の人数をカウントしたい」
- 「セミナーの参加者リストから不参加の人数をカウントしたい」

では、さっそく見ていきましょう。
「COUNTA」関数について
「COUNTIFS」関数を解説する前に、もとになる「COUNTA」関数について先に触れておきます。
「COUNTA」関数とは、指定した範囲に含まれるセルの個数を出す数式です。

表の一覧から、性別で男の人数をカウントしたいと思います。

セル「E2」を選択した状態で、「COUNTA」関数を選択します。

セル内の数式が、COUNTA(値1,[値2,…])になりますので、範囲を指定します。

指定したい範囲は、表の一覧の性別ですのでセル「A2」~「A15」を選択します。

「Enter」を押すと、性別「男」の個数がセル「E2」に表示されます。
「COUNTA」関数によく似た関数の「COUNT」関数があります。
こちらは数値が入力されたセルの個数を出す数式です。
そのため、今回のように文字が入力されたセルの個数を「COUNT」関数でカウントすることはできません。
セル内に何か入力されていれば、すべての個数をカウントする「COUNTA」関数の方が使い勝手が良いです。
COUNTA(値1,[値2,…])
指定した範囲に含まれるセルの個数をカウントする
「COUNTIFS」関数の使い方
指定した範囲で複数の条件に一致するセルの個数をカウントするには、「COUNTIFS」関数を使います。

表の一覧から、性別が「男」かつ、出身地が「東京」の人数をカウントしたいと思います。

セル「H2」を選択した状態で、「COUNTIFS」関数を選択します。

セル内の数式が、COUNTIFS(条件範囲1, 条件1, [条件範囲2,…], [条件2,…])になりますので、項目ごとにセルの範囲を指定します。

まず、条件範囲の1つ目の範囲を選択します。
「男」という性別の条件を指定するための範囲は、表の一覧のセル「B2」~「B15」になります。

条件1つ目の条件が表示されたセルを選択します。
1つ目の条件は「男」ですので、セル「F2」を選択します。
条件の指定についてはSUMIFSと同じで、””(ダブルクォーテーション)で文字を囲うことで直接文字で指定することが可能です。
今回であれば、”男”で直接文字を指定しても問題ありません。

次に、条件範囲の2つ目の範囲を選択します。
「東京」という出身地の条件を指定するための範囲は、表の一覧のセル「D2」~「D15」になります。

条件2つ目の条件が表示されたセルを選択します。
2つ目の条件は「東京」ですので、セル「G2」を選択します。

「Enter」を押すと、性別「男」で出身地「東京」の個数がセル「H2」に表示されます。
COUNTIFS(条件範囲1, 条件1, [条件範囲2,…], [条件2,…])
指定した範囲で複数の条件に一致するセルの個数をカウントできる
いかがだったでしょうか。
「COUNTIFS」関数も「SUMIFS」関数と同じで、条件は複数でも1つでも使用することが可能です。
条件が1つでセルの個数をカウントする「COUNTIF」関数がありますが、こちらも「COUNTIFS」関数の数式だけをおさえておけば良いと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもブログの記事向上に向けて投稿を続けていきます。
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