こんにちは、アシリパです。
「考えすぎて落ち込んだ」
「余計なことばかりが頭に浮かぶ」
「ポジティブな考え方ができない」
そんなお悩みを抱えていませんか?
”気にしいな性格”の私も、環境変化が激しい3月になると良からぬことばかりを考えてしまいます。
私のように「考えすぎて悩んでしまう人」は決して珍しくないと思います。
しかし、「考えすぎない方法」があるのをご存知でしょうか?
また、「考えすぎないことの恩恵」を知っていますか?
今回ご紹介する本は、ジョセフ・グエンさん著の「考えすぎない練習」です。
考えなければ、
あなたは人生における心からの安らぎ、無条件の愛、完全な充実感、豊かな喜びを手に入れることができます
考えすぎない練習 P7

最初は「本当に?」と思ってしまいますが、本書を読めばその理屈に納得できると思います!
そこで、本記事では「考えること」に焦点をあてて、その概念と考えすぎない方法について解説していきます。
- 「考えること」の本質がわかる
- 感情に左右されない方法がわかる
さっそく見ていきましょう。
作品情報
考えすぎない練習
著者:ジョセフ・グエン
著者は人々を悩みや精神的な苦しみから開放するためのコーチングを提供する「One Satori」の創業者。
本書では「考えすぎて苦しんでしまう方」に向けて、その開放の仕方と幸せになる方法を解説しています。文章は平易で読みやすく、そして芯をつく内容に、読了後は不思議と充実感を覚えます。「今何かに悩んでいる方」に、ぜひおすすめしたい一冊です。
「考える」ということについて

「何かに悩んでいる、苦しんでいる」
本書では、この状態の原因は「あなた自身の考え方」から来ていると話されています。
私たち人間は、考えの世界を生きる生き物です。
少し哲学っぽいお話ですが、
つまりは「考えるという概念」の中を私たちは生きているということです。
なぜなら、
今自分の目の前の世界の見え方(=感じ方)は、他の人と大きく異なるからです。
例えば、カフェの店内で一人、コーヒーを飲みながら明日の仕事について思い悩んでいたとします。
「明日のプレゼンどうしよう」
「部長に叱られないかな」
悩みが頭の中をグルグル回っている一方で、
隣の人は、淹れ立てのコーヒーの香りを一人幸せそうに楽しんでいました。
この光景を客観的に見てみると、自分も隣の人も同じ空間(カフェ)で同じ出来事(コーヒーを飲む)を体験しています。
しかし、その感じ方は2人とも全く異なっていることがわかるはずです。
このように、私たちの現実とは、その出来事が起きた事実だけを指しています。
そして、その現実にはその出来事に与える意味や考え、受け止め方は含まれていないのです。
ネガティブな感情の根本原因はその人の考え方から
では、苦しみや悩みの根本原因は何から来るのでしょうか?
それは、出来事に対する「自身の考え方」から生まれます。
私たちの感情は外的な出来事から生まれるのではなく、その出来事に対する私たち自身の考えから生じます。そのため、私たちは自分が考えていることしか感じることができません。
考えすぎない練習 P24
つまり、目の前の出来事を、「自分がどのように考えているか」で受け取る感情が変わってくるというのです。
なぜ考えてしまうのか
考える行為が感情をつくるならば、
自分の考えを変えてしまえば、感情も変えることができます。
しかし、そんな簡単な話ではないはずです。
私たちが自然と考えてしまうのは、人類の祖先のDNAが影響しています。
そして、このDNAは狩猟採集時代に形成されたものです。
狩猟採集時代は、周囲の外敵から身を守りながら自分で食料を調達していました。
そのため、敵に遭遇すると、脳は自然と「闘争か逃走か」を考えるようになっています。
「林から敵が出てこないか」
「目の前の敵からどう逃げるか」
脳が常に警戒の信号を送ることで、これまで人類は生存することができました。
しかし一方で、この脳の仕組みが今の私たちに不安や恐れなどの感情を生み出してしまったのです。
「考え」との違いについて

しかし、考える行為を減らすことはできます。
そのためには、「考えること」と「考え」について理解する必要があります。
本来、「考えること」と「考え」は全く違うものです。
「考え」とは人間全員が持つ知的存在で、これがあるから人は幸せを追及することができると著者は言います。

頭にパッと浮かぶこと。これが「考え」であって、考えは私たちにとってプラスの存在です!
「考えること」と「考え」の違いを示すために、本書では1つの例をあげています。
Q あなたが1年で稼いでみたい理想の金額はいくらですか?
考えすぎない練習 P39
次にそれに5を掛けます。
Q 5を掛けた新しい「理想の年収」についてどう考えますか?
考えすぎない練習 P40
まず最初に頭に浮かんだ答えが「考え」です。
そして、次に「こんな大金稼げるわけがない」「稼ぐ方法なんてあるわけがない」と感じたと思います。
これが「考えること」になります。
「考え」は創造する行為
何かを質問されて、頭にその答えが浮かぶこと。
これが「考え」です。
考えは悪いものではなく、この世のあらゆるものを作り出すための知的素材です。
しかし、この「考え」を考えた時に感情の波が生まれます。
そしてこの感情の波は、先程解説したように脳の仕組み上、ネガティブな感情を優先させます。
一方で、「考え」は苦しみなどの感情を生みません。
先ほどの例であれば、「考え」が浮かんだ時にワクワクや開放的な感覚を覚えたかもしれません。
このように、「考え」とは常にポジティブに働く人間の行為なのです。
ポジティブに考えれば良いのでは?
「考えを考えているとき」に感情が生まれるのならば、
ポジティブに考えればポジティブな感情が生まれるのでは?
そう思うかもしれません。
しかし、ポジティブな感情を抱くために、わざわざ考える必要はありません。
この証明に2つのクエスチョンを引用します。
Q 人生で最上の喜びや愛を感じたときのことを思い出し、その瞬間に感じた気持ちをできるだけ多く、30秒以上かけて感じてください。
考えすぎない練習 P49
Q ありがたいという考えを抱いた場合、その考えを抱く前に喜びや愛を感じましたか?それとも後に感じましたか?
考えすぎない練習 P50
「子供が生まれたとき」
「好きな人と結婚できたとき」
「事業が人の役にたったとき」
最上の喜びや愛は人それぞれですが、不思議とその感覚を味わった時は、何の考えも頭の中をめぐっていなかったと思います。
ありがたいという考えはそれ自体で独立していて、その考えが感情を生み出すわけではないのです。
赤ちゃんは生まれたときから幸せ
赤ちゃんの自然な状態を見てみましょう。
赤ちゃんは生まれつきストレスや不安、恐れなどの負の感情を持ってはいません。
むしろ、全てのことに目を輝かせて楽しんでいるはずです。
つまり、私たちはもともと喜びや愛、歓喜、自由、感謝を生まれた時から覚える状態を有しています。
それなのに、考えを考えることでマイナスの感情が生まれ、積みあがることで不安や苦悩を増してしまっているのです。

考える行為を無意識に行ってしまう限り、負の感情が自然と生まれてしまうのですね。
「考えること」を少なくする方法

「考えること」を0にすることなどできません。
なぜなら、私たちの周りには人やモノなどの多くの外的要素があるからです。
何もない空間で1人で生活しない限り、この外的要素は考える行為を促してしまいます。
しかし、「考えること」を少なくすることはできます。
そこで本記事の最後には、考えることを少なくする方法について解説していきます。
①考えることの根本原因を認識する
まずは、考えることがすべての苦しみの根本原因であることを理解しましょう。
本記事でも解説しましたが、「考えること」と「考え」は違います。
私たちは考えを考えることで、ネガティブな感情を生み出しています。
しかし、この概念を理解できれば、もしネガティブな思考に支配されてもその原因を探ろうとしなくなるはずです。
ネガティブな感情に抵抗するのではなく、受け入れて通り過ぎるのを待つようにしましょう。
②何も考えない状態の環境をつくる
私たちの感情は考えることの結果ですが、周囲の環境の影響も受けてしまうものです。
ですので、考えない状態を促すための環境をつくることも大切です。
環境作りには、次のステップで進めるのがおすすめです。
- 思考に陥りやすくさせるものをリストアップする
例)苦手な人と話しているとき/SNSをチェックしているとき - カテゴリー別に分類する
例)対人関係/デジタル消費など - 影響度合いでランク付けする
- 上位の項目を選んで、それを取り除くための行動計画を立てる
一度に全てをやるのではなく、小さなことからはじめて変化を確認できたら他のものに取り掛かるようにします。
③考えない状態を習慣化する
頭がリセットした朝に、「何も考えない状態」に入る習慣をつくります。
何も考えない状態とは、瞑想やヨガ、読書などのリラックスできて何も考えない行為ですので、やることは何でも大丈夫です。
考えない状態をつくる時間を少しでもつくること。
そのためにはそのものを習慣化することが大切なのです。
今回は考えすぎないために、悩みや苦しみを生み出す根本原因とその抜け出し方について解説しました。
考えすぎないためにはその方法も大切ですが、いざ考えすぎてしまった場合の対処法も大切です。
こちらの記事では「禅の考え方」を使って、悩みや苦しみから開放する方法を解説しています。
気になった方はぜひ併せて読んでみてください。


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