次のようなお悩みを持つ方にオススメです
- 「ストレスを感じる状況から抜け出したい」
- 「効果的なストレス解消法を知りたい」
こんにちは、アシリパです。
一つのストレス解消法だけを長く続けている人はそう多くないかと思います。
今やネット上にはたくさんのストレス解消法があふれていて、どれが自分に一番効果的なのかを判断するのが難しくなっています。
私も過去に瞑想、筋トレ、ストレッチと様々なストレス解消法を試してきましたが、どれが自分に合っているのかが分からずに、ストレスがたまる度に違う方法を探しては試し続けてきました。
このようにストレスが溜まる度にさまざまなストレス解消法を試してしまうのは、ネット上にその手の情報があふれていることもそうですが、ストレスのそもそもの原因が解決されていないために起こります。
当たり前のことですが、ストレスを感じなければ解消法は必要ありません。
ストレスを解消するのに重要なのは「何をやるかではなく、何が原因か」を突き止め解決することが一番の解消法なのです。
例えば、今の職場環境にストレスを感じていたとします。
ここでのストレス原因は職場ですので、この環境を変えることができればストレスから解放されます。
もちろん現実的に環境を変えることは難しいですし、誰でもすぐにできる解決法ではないかと思います。
しかし、環境を変えることができなくても、自分であれば変わることができるのではないでしょうか。
自分が変われば考え方や立ち振る舞いが変わり、自分と接する周りの人にも影響を与えます。
そして、その影響で周りの人たちが変われば環境そのものも変化します。
本記事では、ストレスからの解決手段として、人間の持つホルモンの働きを使って自分を変える方法を説明しています。
ストレス解消法として自分が変わること、つまりは「ホルモンバランスを整えてストレスに悩まない自分に生まれ変わること」。これが今回のテーマになります。
作品情報
しつこい不安が必ず消えるセロトニン復活ストレス解消法
著者:Jeg
読んだ動機
本のタイトルと帯がキャッチーで気になった
私自身がストレス体質でずっと悩んでいた
ストレス耐性は誰にでもあるもの
もともと人間は、ストレスと戦うためにアドレナリンとコルチゾールというストレスホルモンを持っています。
- アドレナリン:ストレスが掛かった際に心拍数や血圧を上昇させて身体の機能を高め、その場を切り抜けようとする戦闘モードのホルモンのこと
- コルチゾール:ストレスが掛かった際に体全身の臓器に働きかけてストレスに対抗するためのエネルギーを蓄えてくれる防御モードのホルモンのこと
人間の身体はこれらのホルモンがあることで、ストレスを適切に対処できるようにつくられています。
しかし、それでも私たちのストレスの悩みが尽きないのは、今生きている現実が慢性的にストレスを感じる環境下にあるために、ストレスホルモンの処理能力を完全に超えてしまっているからです。
人間がストレスを感じるのは欲求が満たされていないときです。
そして、欲求自体が増えればその分だけストレスの量も増えていきます。
はるか昔と比べて今は、「生きたい」という生存欲求が当たり前に満たされている時代です。
そのため生存欲求以外の他の欲求が次から次へと湧き上がってきます。
例えば「SNSでイイねをもらいたい」、「今日のプレゼンを褒めてもらいたい」、「周りから可愛いと言われたい」などの生存欲求以外の欲求があふれてきます。
ネットが普及し生活が便利になることでたくさんの欲求が生まれると同時に、それら全ての欲求が満たされないようになっています。
ストレスホルモンは温存させるべき
欲求が満たされなければ当然ながらストレスが溜まります。
本来ストレスホルモンは生命の危機に直面した時に適切にその場を対処できるよう分泌されるものです。
しかし、現代のように慢性的にストレスを感じ続けているとホルモンが過剰分泌します。
そして、最終的には枯渇してストレスを乗り越えられなくなり身体に支障をきたします。
また、慢性的なストレスは脳の分泌機能を狂わせて、アドレナリンとコルチゾールの血中濃度を高くさせてホルモンバランスを崩させます。
過度なアドレナリンは、高血圧と自律神経を狂わせますし、過度なコルチゾールは、海馬を破壊して記憶力を低下させたり認知機能の低下や情緒不安定を引き起こします。
このようにならないためには、ストレスレベルを低くさせてストレスホルモンを適切に分泌できる身体にならなければいけません。
ストレスレベルを軽減させる幸せホルモン
そこでストレスレベルを低くさせるのに重要になるのが、幸せホルモンという存在です。
一般的な幸せホルモンとは、セロトニン・オキシトシン・ドーパミンですが、本書では特にセロトニンとオキシトシンについて説明を行なっています。
- セロトニン:平常心を保つための物質。幸せを感じるためには精神の安定が大前提のためすべての幸せの基礎になるホルモン。感情に起伏があるのはセロトニンが不足しているため
- オキシトシン:ストレスを希釈するホルモン。脳にたまった高濃度のストレスを薄めてくれる。また副交感神経の働きを活発にすることで人間をリラックス状態にする。人と触れ合う・ペットをなでる行為で分泌されることから愛情ホルモンとも呼ばれる
これらのホルモンが適切に分泌できれば、ストレスレベルが下がり人間が本来持つストレスホルモンも正常に働くようになります。
では、その幸せホルモンを作り出すにはどうすれば良いのでしょうか?
それは幸せホルモンの原料を腸に送り込むことが効果的です。
整腸剤で腸活する
幸せホルモンは、朝に日光を浴びたり、好きな人とコミュニケーションをとるなどすれば自然と発生します。
ただし、それらは自分の置かれた環境や習慣に左右されるため毎日安定して発生させることができるわけではありません。
一方、ホルモンの原料になる食べ物から得られるのであれば、誰でも簡単に安定して発生させることができます。
そして、そのためには体内の栄養素を吸収する腸の働きを活発化させておくことが重要です。
腸内には善玉菌・日和見菌・悪玉菌の3種類の細菌がいて、これらのバランスを適切に保つことで腸内環境を活発化させることができます。
- 善玉菌:腸を正常な状態に保ち、悪玉菌の増殖を抑制する菌。ホルモンの代謝を促すことからセロトニンやオキシトシンなどの幸せホルモン生成の鍵になるためこの細菌を増やすための環境作りが重要
- 日和見菌:腸内に最も多く生息する菌。数が多い方を味方する特性を持つため、善玉菌の数が多いと善玉菌に、悪玉菌が多いと悪玉菌の効果が強くなる
- 悪玉菌:毒素を作り出しアレルギー症状や鬱症状を引き起こす細菌。悪玉菌をいかに抑制し毒素を排出するかがメンタル改善に重要
本書によると善玉菌・日和見菌・悪玉菌の適切なバランスとは2:7:1と解説しています。
そして、その腸への給餌方法としては”整腸剤”をおすすめしています。
食品から選ぶ方法もありますが、摂取する度に毎回栄養素を考える必要がないうえサプリメント感覚で飲みやすく継続しやすいことから整腸剤を飲むことをおすすめしています。
本書で紹介する整腸剤は、ビオスリーHi錠と強ミヤリサン錠です。
- ビオスリーHi錠:酪酸菌・糖化菌・乳酸菌の三種類をバランス良く配合。食生活の乱れを感じている方におすすめ
- 強ミヤリサン錠:酪酸菌のみ配合。ある程度バランスの良い食事をしている方におすすめ
私はアマゾンのレビュー評価や入手のしやすさからビオスリーHi錠を服用しています。
整腸剤の効果的な飲み方は?
飲み方としては、ビオスリーHi錠か強ミヤリサン錠のどちらかを1日毎食後に摂取します。
また、整腸剤の効果をさらに高めるには善玉菌の餌も腸内に送ることが良く、本書ではバナナも一緒に食べることも推奨しています。
バナナには、食物繊維のほかにセロトニンの原料となるトリプトファンとビタミンB6が含まれるからです。
まずは整腸剤を飲むことで腸内に善玉菌を送り込み、善玉菌の餌となるバナナも食べて腸内細菌のバランスを善玉菌優位に保ちます。
そして、セロトニン生成のベースとなるトリプトファンとビタミンB6を送り込み、毎日セロトニンを作りづづけさせます。
整腸剤を飲み続ける目安は?
続ける目安としてはまずは1ヶ月間になります。
実際は、腸内細菌のバランスが変化し始めるのは60日以降、体の内側から健康になるのは90日以降とも言われていますが、実体験だと1ヶ月くらいで体調の良さを実感する日がやってきますので一つの目安としてください。
私は、AmazonでビオスリーHi錠の270錠を購入し飲み続けています。
割安なうえ飲み切る目安が1月強ですので、初心者の方はまずはこれを空っぽにすることを目安に続けてみるのが良いと思います。
感想
ストレス解消法の新しい手法と誰でも実践できるその再現性の高さに目から鱗な内容でした。
文章も会話形式で大変読みやすく理解しやすいのも高評価なポイントです。
本記事は読者さんが気軽に実践できる内容を中心に書かせてもらいましたが、本書では効果をさらに高める方法などが複数書かれています。
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
ちなみに私は今現在、ビオスリーHi錠を飲んでから50日ほど経過してますがなんとなく感情の激しい起伏はなくなってきた気がします。
まだ少しの変化ですが長期的な目線でこれからも腸活を続けていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもブログの記事向上に向けて投稿を続けていきます。
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